実家DIY:洗面所 Vol.6 洗面台設置・前編
洗面台の設置作業は一日でほぼ完成したのですが、書きたい内容が多いので前後編に分けます。
当初ブログに詳細を載せるつもりがなかったので作業中の写真をあまり撮っていませんでした。その為作業の説明が分かり辛くて申し訳ないです。
いよいよ最難関の古い洗面台を取り外す段階に来ました。
前回は洗面台周辺の壁紙を塗装して下記の状態になっています。
住みながらなので、洗面所が使えなくなる時間は極力最小限にする必要があります。最長でも一日で使えるようにしなければなりません。その為事前準備を徹底しました。
事前準備
前日の夜に洗面台の扉、洗面台の中のビスを全て外して翌日に備えておきました。
また、数日前からですが、寝る前に水栓メーカーや色んなプロのyoutube動画を見て取り付け方の予習もしました。購入した排水栓とS字トラップを繋げて確認したり、手順を何度もシミュレーションし、流れを頭に入れ込みます。
古い家の水回りDIYに潜む危険
少し前にお風呂場の一部を介護の関係でリフォームしたのですが、作業をしてくださった方が非常に親切で、DIYについてお話する機会がありました。その際近々洗面所をDIYリフォームする話をしたのですが、水回りのDIYはトラブルが多く気をつけないと大変なことになる、と心配そうにお話していました。特に古い家は止水栓が壊れてとんでもないことになる場合があるらしく、元栓を閉めてからやった方が良いとアドバイスをしてくださいました。
最近の家の止水栓はレバーだったり蛇口だったりすることも多いのですが、実家はマイナスドライバーで開け閉めするタイプでした。以前食洗器を設置した際確認したのですが、キッチンは蛇口のタイプで水道業者の方が固まった蛇口をスパナでガンガン叩いて開け閉めできるようにしていましたが、洗面所はそうはいかなそうなのでアドバイス通り慎重に進めることにします。
作業手順
1.元栓・止水栓を閉じる
2.排水トラップ、給水ホースを外す
3.洗面台を撤去
4.壁、床の掃除
5.壁塗装(コンセント、巾木は養生する)
6.洗面台下部分の古いクッションフロアを剥し、床を掃除する
7.洗面台下部分のフロアタイルを貼る
8.洗面台を組み立てる
9.水栓、排水栓の取り付け
10.水漏れが無いか確認
洗面台を設置する前に、壁と床の掃除、塗装とフロアタイルを貼る必要がある為、かなりスピーディに作業を進めないといけません。
実家は17時には夕飯になるので、作業に取れる時間はかなり短いです。この日は音が出る作業がないので、早朝から作業することにしました。朝6時半起きです。水道を止めても大丈夫な状態にし、作業は7時半頃からスタートとなりました。
1・2・3 元栓と止水栓を閉め、接続部を外し、洗面台を撤去
先ずはアドバイスいただいた通り外にある元栓を閉めます。元栓を閉めるとトイレもキッチンも使えなくなるので、事前に全ての用事を済ませた後に作業開始しています。
元栓を閉めた後、洗面所に戻り家にあった大きなマイナスドライバーで水の止水栓を回してみました。多少硬かったものの、何度か左右に回したら、問題なく水を止めることができました。
「意外と上手くいきそう」とほっとしたのもつかの間、今度はお湯の止水栓を閉じようと回してみると、硬くて硬くて全く動きません。父に頼んだところ、父でも動かない。
力を入れようにも、洗面台が小さくて非常に邪魔で作業がしにくいので、父と話し合った結果、洗面台を先に撤去してしまうことにしました。幸い、洗面台の下の棚は置いてあっただけで既に外していたため、止水栓の高さより洗面台を持ち上げてしまえば撤去できる状態でした。
まずは給水ホースに残っている水を出すために蛇口を開けて水を出し切ります。そして排水トラップを外します。上下共にプラのネジ式の部分を回せば取れる排水トラップだったのでyoutubeで見た通り、バケツを用意し排水管に残った水を捨て、トラップを外しました。
次に給水ホースを外します。これも特に苦労なく普通に回せば外せました。ただし、気をつけないといけないのが、外すときはバケツの上で給水ホースをふってホース内に残っている水を出さないと床が濡れるのでご注意ください。
その後、立水栓に養生のビニールをかぶせ汚れが入らないようにします。そして父と二人で洗面台を持ち上げ家の外に搬出。無事洗面台が撤去できました。
撤去する前から分かっていたことですが、壁と床がものすごい汚い状態で、ぞっとします。
お見せしても良いのかわかりませんが、一応載せておきます。
特に左手の壁が汚れているのは、洗面台の左側がコーキングされておらず、洗面台と壁の間に8mm程隙間があったからです。
まずは分厚いゴム手袋を装着して、床だけを作業しやすい程度に掃除をしました。
ある程度綺麗にしたら再びお湯の止水栓に挑みます。しかし楽な体勢で力が入るようになったというのに、全然硬くて回せません。色んなツールを試してみましたが、どれも効果がない。
ダメそうなので外にある給湯器のお湯の栓を閉めて対処しようとしましたが、そちらも硬くて閉めることができませんでした。
さて、どうしようか、と悩んだ時、ふと玄関にクレ556があったのを思い出したので、それを使ってみることにしました。早速ネジ周辺にクレ556をスプレーし、いざ止水栓を回してみたら動かない。ダメか、と諦めかけましたが、もしかして足りて無かったのかも、と思い、もう一度念入りにスプレーし、2分経ったくらいに回してみたら……なんと、ついに回りました! クレ556、すごい……!
後は特に難しい作業はありません。止水栓が機能したので、しっかりと閉めた後、元栓を開いて水が使えるようにします。最初に元栓を閉めてから30分程で使えるようになったので、ほっとしました。
手を洗いたい場合は隣のお風呂場で洗えるようになり、このまま作業を進めれば問題なさそうです。
後編へつづく。
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