実家DIY:洗面所 Vol.13 古い洗面台を解体


今回は撤去した古い洗面台について記事にします。

洗面台を粗大ごみで出せる地域もあるようですが、実家の市では産業廃棄物となり粗大ごみで出せませんでした。市のホームページを見たら、産業廃棄物は業者に依頼するように書いてあり、業者のリストが記載されていたので、そこから数件、適当な業者に電話で連絡をしたところ、どこも個人からの依頼は受け付けないと言われてしまいました。

市にも問い合わせのメールをしたら、粗大ゴミで受けれない、業者に連絡してください、としか返答が来ず、結果市内ではお手上げ状態。


仕方なく近隣の県の業者に引き取ってもらう見積もりを出したら、なんと平均3万円前後。

さすがに処分にその金額を払うのは躊躇ったので、自分で解体して普通ゴミとして捨てることにしました。


夏に作業するのは暑さで危険だった為、駐車場に仮置きしておき、いよいよ秋になり涼しくなってきたので、撤去した古い洗面台の解体をすることにしました。


この状態からスタートです。


洗面台の鏡部分について

洗面台の上部はプラ製のラックと鏡が付いていました。鏡は後に再利用する為外した状態で、プラ部分は後に細かくカットし捨てようと置いておいたのですが、知らない間に父が捨てていたので、今回洗面台のラック部分の解体作業はありませんでした。父が言うには粗大ゴミに出した気がすると言っていたので、プラの部分だけだと粗大ゴミに出せる可能性があるので、確認してみてください。プラなのでジグソーなどで細かく刻んで一般ごみとして捨てるのもありだと思います。


用意したもの

●大きめの重い金槌

●分厚い滑り止めのついた手袋

 ※できれば耐切創性手袋や防刃の安全手袋(1500円くらい)が安心

●マスク

●防護眼鏡(ダイソー)

●ブルーシート(ダイソー 100円 二枚)

●ドライバー

●丸鋸


手順

1.作業場所の準備

2.洗面ボウルの撤去

3.化粧台を解体

4.化粧台の木材を丸鋸でカット

5.自治体の指示通りに廃棄


服装について

基本的に危険を伴うDIY作業の場合、皆さん長袖、長ズボンを着用して作業されていると思います。

今回は特に割れ物を取り扱うので、必ず長袖長ズボンを着用し、ズボンは折り曲げたりせずに丁度良い長さのもので作業してください。また、靴はできるだけ穴や紐がないものを選んでください。破片が穴から入ると足に刺さり危険です。

息苦しくなると思いますが、安全の為マスクもされることをお勧めします。


作業場所の準備

今回は庭ではなく駐車場で作業します。車は傷ついたら嫌なので、近所の無料駐車場へ移動させ、解体スペースには何もない状態にしました。

まずはブルーシートを地面に敷いて、破片などが飛び散っても片付けやすいようにしておきます。


洗面ボウルの撤去

洗面ボウルと化粧台(木材)はコーキングでくっついています。解体する為には分離しなければいけません。カッターでコーキングを外してもいいのですが、面倒だったのと、陶器部分をワレモノとして細かく砕いてゴミに出す予定だったので、洗面ボウルを割って解体することにしました。


地面に敷いたブルーシートの上に洗面台を上下逆さにして置きます。

洗面ボウルがある場所の上に、もう一枚ブルーシートをかぶせます。

防護眼鏡と手袋とマスクを身に着け、金槌でブルーシートの上から打ち付け、洗面ボウルを割っていきます。

ブルーシートをめくって割りたい場所を確認した後、ブルーシートを被せてその場所を叩く、をひたすら繰り返します。

ある程度細かく割り終わったら、陶器の部分だけ割れ物として自治体の指示通りの方法で処理します。実家の自治体では紙袋等に入れて危険、ワレモノ等書いて捨てるとのことで、紙袋を4枚くらい用意し、その中に分けて入れました。

この洗面ボウルはオーバーカウンタータイプだったので、裏側から割れる部分が無くなった後、ある程度破片を片付けたら、今度は台を横向きにして、ブルーシートを被せながら上部の陶器部分を叩いて割りました。この部分は、コーキングで化粧台にくっついていましたが、手の平サイズくらいになったら簡単に剥がせました。(洗面台が古くコーキングが劣化しているからすぐに剥がれたのかもしれません。なかなか剥がれない場合は力技になると思うので、怪我に気を付けてください)


割る際の注意点

破片が飛び跳ねたりするので、かなり危険です。

●身近に人がいない状態でしてください。

●必ず防護眼鏡をして目を守ってください。埃などからも目を守れます。

●大き目のマスクをすると顔全体を守れます。

●安全な強度の高い手袋を使ってください。

●ブルーシートを被せた状態で金槌を打ち付け、破片が飛ばないように気を付けてください。


金属部分は陶器の部分を割ってしまえば簡単に分離できます。怪我の元になるので、手で回してネジ部分を外そうとしないようにしてください。細かく割って分離するのが正解です。

全て分離できたら、金属は金属で、陶器は陶器で全て綺麗に片付けます。

破片で怪我をしないように、細かい割れた破片も残らず片付けて、ブルーシートを一旦綺麗にします。


化粧台を解体

作業場が綺麗になったら、台の部分の解体を開始します。

まず、木材に残った金属パーツをドライバーで取り外します。これは簡単なので一瞬で終わります。その他にビスで留めてある部分はビスを外しておきます。

次に木材をパーツ毎に分解していきます。ダボで接続されてる箇所は金槌で抜ける方向に何度か打つと簡単に抜けました。木材が古かったのと、解体まで雨ざらしで4か月くらい置かれていたというのもあるかもしれません。金槌で差し込んである方向とは逆側に打って取り外すを繰り返すと、全ての木材がパーツ毎に分解できました。

あとは、大きな木のパーツをゴミで捨てれるサイズに丸鋸でカットするだけです。

最後に駐車場を掃除をして、破片がない安全な状態に戻してこの日の作業は完了です。

正確な時間は計ってなかったのですが、作業自体はシンプルなので2時間以内に完了したと思います。


一般ごみとして廃棄

一般ゴミとして捨てれるようになったので、後日、ワレモノ、金属部分、不要になった木材を各自治体の処分方法に合わせて捨てます。今回ワレモノはちょっと多いので、数回に分けて捨てるつもりです。


必ず注意して欲しい点

ご自身で解体される方は、安全対策をしっかりされた上で作業してください。

私の場合使用していた手袋が安全手袋ではなく、手の甲側が弱い素材だった為、切り傷を作ってしまいました。水栓周りの金属と陶器を分離しようとして、手で回して外そうとした際、水栓についていた破片にひっかけてしまったのが原因です。破傷風にならないようにすぐに消毒をし絆創膏で対処しました。その日には塞がる浅い傷だったから良かったものの、割れ物は簡単に布や皮膚を傷つけます。危ないと分かっていてかなり意識して慎重に作業していても切ってしまったので、この記事を参考に作業される方は安全手袋を使用して欲しいです。大けがや破傷風で大変なことにならない為にも、安全対策はしっかりした上で作業してください。


また、危険が伴う為、もしDIYに慣れてない方は業者にお任せした方が良いと思います。


気づいた点

作業自体はそんなに大変ではないのですが、危険度が高い為、常に慎重に動くように気を張っていて疲れました。体調が万全の時にした方が良い作業なので、疲れている時や寝不足等の時は絶対やらない方が良いです。

それから、防護眼鏡をつけてマスクをすると眼鏡が曇るので、眼鏡の曇り止めを使うと便利かもしれません。今回私は準備していなかったので、次回防護眼鏡を使う時に用意してみて使ってみたいと思います。


撤去後、業者に見積もりをお願いしたり、廃棄にここまで困るとは予想もしていなかったのですが、無事にDIYで何とかすることができて、ほっとしました。


洗面所DIYは残すところ、洗面ボウルのコーキング、タイルシール部分の修正&固定と、洗面台下の収納周りの作業となりました。ゴールは見えてきたので、あと少し頑張りたいと思います。


つづく。

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cadmium

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