和室収納DIY vol.3 吊戸棚を作る
ワードローブが完成した後は吊戸棚です。ワードローブは買い物も含め2日くらいで完成したのですが、吊戸棚が一番苦労しました。というのも、壁一面に取り付けるとなるとギリギリのサイズで設計していたら上手く上部に乗ってくれない、という事態が発生。
仕方なく、サイドを5cmほど短くカットし作り直しました。
扉を付ける為の側板の位置も変更しなければならず、大がかりな修正となったのです。
使用木材
- ゴム集成材(底板)
- パイン集成材(仕切り板。扉の側板になる)
- ファルカタ材(天井部)
- ホワイトベニヤ(背面)
ホワイトベニヤはカッターで切れます。ホームセンターで長辺をカットしてもらいサイズを合わせ、短辺のカットは自分でカッターでしました。
天井部の板にファルカタ材を用いたのは、軽くしたいのと、強度もそこまで必要ない、ということで使用しています。
サイズ修正について
ゴム集成材がかなり重いので何度も上げ下げするのは辛い為、思い切って横幅を5㎝程カットしました。仕切り板の位置が変わってしまった為、大きな修正となりました。
修正のことを考えると背面のホワイトベニヤは釘ではなくネジで留める方が後々楽でした。ただ、打ち付ける場所によってはネジが厳しい場所があると思うので、そこは細くて短い釘を使いました。
また、右側はワードローブの上に乗せ、左側は押入れの桟に乗せる予定です。この桟の高さもぎりぎりで入らなかった為、底板のゴム集成材の端を、彫刻刀で深さ3mmほど、溝を掘る修正もしています。
高さ、幅、共にぎりぎりのサイズに作ると設置が難しいので、ある程度余裕を持たせた方が良いことを学習しました。
木工用ボンドの力
底板と仕切り板は、100均のL字金具でとめていますが、木工用ボンドを塗ったところ、L字金具がなくてもしっかりとつきました。パイン集成材もホームセンターでカットしてもらったので、接着面が真っすぐのためボンドのみでもしっかりと固定されていたのだと思います。
しかしこのボンドの粘着力が後々修正する際、取り外すのに非常に苦労した要因となりました。引っ張っても押してもゴムハンマーで叩いてもなかなか分離できず、一瞬心が折れかけました。しかし何とか取り外すことに成功。コツを掴んだら比較的スムーズにいけましたが、ボンドを使用する際は修正のないようしないとダメですね。
外した後はやすりで固まったボンドを落とし、上下逆さにして改めて真っすぐな面をボンドとL字で取り付けました。
再び設置
今度はサイズに余裕を持たせた為、スムーズにワードローブの上に乗せることができました。
短くなってしまった5cmですが、左側に詰めたので右側に隙間が空いています。扉をつけると見えなくなるので気にしないことにします。
地震対策について
前回の記事で作ったワードローブにも地震対策を行いましたが、吊戸棚にも対策をしています。
事前に左側の壁に下地センサーで柱の位置を確かめ、2本の柱がある場所をマスキングテープでマークしていた(写真オレンジの丸参照)のですが、吊戸棚を上に乗せた後に柱がある位置にドリルで穴を空け、合計4か所ビスを打っています(写真黄色の丸辺り)。これで吊戸棚の固定ができました。引っ張っても動きません。地震が来ても(たぶん)大丈夫そうです。
吊戸棚とワードローブを固定
最後に、吊戸棚をワードローブと固定します。仕切り板の杉板に、吊戸棚の中から下へビスを打ちこみ、固定。
また、吊戸棚の奥行はワードローブより短いので、足りない分、ロの字型に作った木材(下のイメージ図参照)を置き補足します。簡単に乗せれるサイズなので右端はしっかりと壁まであるサイズにします。これをワードローブと吊戸棚それぞれにしっかりとビスで固定します。
これで吊戸棚の右側も体重をかけて引っ張っても全く動かなくなりました。
吊戸棚の作業は以上です。
0コメント